東京学芸大学合格実績!偏差値44から現役合格の勉強法~最終回~

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理科は11月からのスタートで参考書は2種類のみ
過去問の復習は丁寧に
参考書の冊数と受験生のタイプの関係
入試までの残り時間と得点戦略
まとめ

丁寧な勉強と最後は気合いでなんとかするという性格ではあるものの、それだけでは偏差値44からのスタートで合格を勝ち取ることは出来ません。

苦手な場合ほど、どのような戦略でどう実際の入試で点数を稼いでいくかを明確にしなければなりません。

理科は11月からのスタートで参考書は2種類のみ

共通テストに必要な理科は、生物基礎と地学基礎の2科目。文系がよく利用する組み合わせです。手に取った参考書は『生物基礎の点数が面白いほどとれる本』と『生物基礎の点数が面白いほどとれる本』のみ。

どちらも効果的に共通テスト対策を行えるように、過去問の中から良問を厳選して解説しています。

『生物基礎〜』では、共通テストの生物基礎に対応するのに必要な知識とともに、生命現象の詳しい解説を紹介。知識の繋がりを理解して暗記のみによらない解答が出来ることを狙います。

『地学基礎〜』では、文系の受験生でも高得点を目指せるように書かれた参考書。地学用語を覚えることをベースに、知識を組み合わせて解く複合問題や図やグラフから正解を選ぶ応用問題まで対応できるような理解を目指します。

時間は掛かったものの、ひたすら読んで重要語句は絶対に覚えてから次に進むことを徹底して、知識を頭に入れていきます。

過去問の復習は丁寧に

『点数が面白いほどとれる本』をひと通り勉強した後に過去問に入ります。過去問では復習を丁寧に行うことで、知識の定着を図ります。過去問で解けなかったところや間違ったところだけでなく、正解していても解説を読んで「これは覚えていない」という所は、参考書に直接書き込んだり付箋をつけたりするなど丁寧に復習します。

参考書はそれぞれ1冊のみだったので、その1冊を徹底的に勉強することで共通テストに対応できるだけの力を付けていきます。ここでも、ノートの作成や勉強の仕方を工夫することなど、丁寧に勉強する姿勢が活きています。

結果的に共通テストではこの理科が最も点数が高いという結果に。しかも生物基礎はミスが1つだけ。共通テスト直前の11月から勉強を開始したものの、間に合いました。

参考書の冊数と受験生のタイプの関係

受験生のタイプとして勉強を進める際に、少ない冊数の参考書の復習を丁寧に取り組むタイプの受験生と、参考書を減らすと復習が雑になってしまうタイプの受験生が見られますが、丁寧に復習に取り組む受験生の好例であると言えるでしょう。

生物、地学ともにたった1冊の参考書をベースにして、丁寧に何度も復習することで入試問題に対応できるだけの力を付けた好例と言えます。気合いでなんとかするという性格に加えて、1回1回の勉強を無駄にしたくないという強い気持ちがあり、どの参考書も中途半端な復習で終わらせたくないという姿勢が、1冊の参考書で十分だったという結果をもたらしました。

受験生でよく見られるのは、たくさんの参考書に手を出してしまい、結局どの参考書を勉強したら良いかわからなくなってしまうケースです。そういう場合は、一度立ち止まってどれか一冊を丁寧に復習しながらやり切ることを心掛けましょう。

入試までの残り時間と得点戦略

受験勉強をいつから本格的に始めるかということと、入試での得点戦略をあらかじめ考えることも重要です。偏差値44から学芸大学に合格したのは、正しい戦略をプラン通りに進めていったことも大きな勝因といます。文系の受験生にとって、数学と理科の共通テストは大きな壁と言えるでしょう。

まず2次試験から逆算して、どれだけ共通テストで取ればいいかを設定しました。そこから、全科目で取りたい点数と同時に、最初から捨てる部分を決めて勉強を進めていきます。これには得意不得意や難易度の問題も関わってきますが、捨てる部分を決めるというのはかなり勇気のいる決断です。

特に現役生の場合は、日々の授業や学校行事など自分の勉強に割ける時間は限られます。そういった点では、捨てる所は捨てるという決断をすることで、全体として受験勉強を効率よく進める必要があります。

一度決めたらプラン通りに、そして丁寧に取り組む。限られた時間と少ない参考書でも必要な点数を確保するという考え方が重要だという好例でしょう。

まとめ

勉強の質と得点戦略で勝ち取った合格と言えるでしょう。一番怖いことは、雑になってしまうこと。雑な勉強は、無駄な繰り返しが増えるなど、結局時間を無駄にしてしまうことになります。

たくさんの参考書に手を出さなくても、1冊の参考書を丁寧に復習することでも十分な力が付くことでも分かるように、1つ1つの勉強を丁寧に行い自分のものにしていく姿勢が重要です。また、戦略的に最初から「捨てる」という勇気も重要なポイントでした。全ての科目で満点を取る必要はなく、全ての科目を得意科目にする必要はありません。

必要なレベルまで、必要な得点だけ、必要な科目だけ、必要な範囲だけ、というように狙いを明確に絞っていくことで、少ない勉強時間を有効に使うことができます。

あとは、決めたプラン通りに勉強するだけです。受験勉強において、質と戦略は常に考えなければなりません。

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